ピアノとカレーライス
唐突だけれど、こんなタイトルをつけてみました
最近よくおもうこととして、
ピアノというか、調律・チューニングと調理って似てるよなぁって.
(具体的なことはよく知らないけれど、ギターとベースのチューニングだけやったことある人)
世間一般的に心地いい、聞きやすい音域に楽器を調整するのが調律だとすると
調理もまた、世間一般的に美味しいとされる味覚領域に味を調整するのが調理の仕事
カレー屋をはじめてもうすぐ一年が経ちそうですが
ずっとこの調整をやっていたような感じがします.
自分の物差しと世間の物差しをずっとすり合わせていくような
ほんとにしんどい時期でした
それもなんとなく落ち着いてきて、ようやく土台ができたような感じ
ここからはこれまでフレンチのrestaurant 淳で培ってきたクリエイティビティの領域が活かせるフェーズなのかなと.
調理とは打って変わって料理
料理というのはまたちょっと違った感覚で
どちらかといえばクリエイティビティの要素が大きいような気がします
調理が積み上げる・調整をかけ続けるロジックに対して
料理は跳ね上がるためのクリエイティビティ
綿密に組み上げたロジックの上に、クリエイティビティを乗っけると満足が生まれる
最近はそんなことをすこしずつ感じ始めてきました.
思いつきで思いっきり盛り込んだりして、後から採算あわなくなって...みたいなことが起こりそうですが
とりあえず今はあまり自分をセーブせずに投げ込んでいきたいなと.
お客様を満足させたいと思ってやっているときと
原価気にしてセーブかけているときとでは
やっぱりちょっと出来が違う
必要なときに、必要な人、必要な物が舞い込んでくる
そんな手応えも感じつつあるので、あと先考えるのは、もっと先でいい
そんな心持ちで毎週積み上げていければと思います。
お席を最終?調整
こちらもずーーーっとハマらなかったお席の配置がようやくハマった感じで
やっとひと段落
もう導線とかお客さんの向きとか、スペースとか、なんやかんや考えていたら
ハマらないハマらない...
最終的にはテーブルをギリギリまで削って
なにかがピタッとハマったような感じで一件落着
藤原邸のオーナーさんに追加でスペース借りれませんかーと打診するもNoの一点張り
が、しかし結局最後には感謝できる結果に落とし込まれるのがほんとに凄いところ.
こうやって壁と向き合って、あーでもないこーでもないってやることこそが
自分の能力を引き出すことになるのかなーと、人間的な学びになりました.
が、あまり息をついている暇はなく笑
次の課題もやってきたので、またその課題と向き合う日々になりそうです.
ずっと逃げてきたことではあるけれど、
今ならちゃんと苦しみながら楽しみながらやって行けそうな気がしてます.
なんだかぼやーっとした話になってしまいましたが
今日はここまで
今週もよきCurryLifeをお過ごしください〜!