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土霧日誌0 | ボクとハタケとの関わりはじめ

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土霧日誌0 | ボクとハタケとの関わりはじめ

ちょっと棚卸し

新たなフェーズ、新たなカテゴリーを追加するにあたって

すこし自分自身の農業との関わりを棚卸ししておこうと思い、記事にしてみることにしました。

 

思い返すと色々ありました。

 

農とボクの関わり合い

お世話になっていた先生にいただいた助言

〝地産地消〟〝自給自足〟〝あるものでやれ〟

を基に実践

 

ボクの農業は当時患っていた統合失調症のリハビリの一環で

本当に小さな、それも日当たりが絶望的な場所からスタートしました。

 

土に触ったこともなければ、植物を育てたこともないボクは右も左もわからず

とりあえずネットの情報を頼りに、試行錯誤することからはじめます。

 

鍬で土を耕し、土や自然に触れているなかでふと、

2011年に起こった3.11.東日本大地震のことを思い出します。

 

ややスピリチュアルの世界に傾倒していた当時の自分は

あの地震はなにか、〝自然からのメッセージだったんじゃないか?〟

という発想を出発点として、自然農法の考え方にたどり着きます。

 

大雑把に言えば、

畑のなかに多様な生態系を呼び戻し、環境を整え、その恵みを循環させながら、野菜の成長を手助けする

というのが、自然農に対するボクの理解です。

 

菊芋の教え

そうはいっても、初期は収穫物がほとんどありませんでした。

虫害にあったり、鳥害にあったり

そもそも育たなかったり。

 

レストラン運営の傍らでやっていたことが救いで

じっくりそれらの原因を観察したり、調べたりして

肌感覚で自然の循環を納得できる期間が持てたことは幸運だったと思います。

 

そんなある日、菊芋という野菜と出会います。

この野菜だけは唯一、放っておいても収穫でき

さらに翌年には勝手に生えてきてくれるという最強クラスの生命力と繁殖力を持つお野菜です。

 

この菊芋にどれだけ心の面で救われたことか...

 

獲れた芋はチップスにしたり、ポタージュにしたり、生でサラダとして食べたり。

レストランとしても個人としても随分とお世話になりました。

 

もし片手間、もしくは自然農で上手くいっていない場合には、菊芋の栽培からスタートするのがいいかもしれません。

 

 

コンパニオンプランツを学ぶ

そうこうしながら、次はコンパニオンプランツの考え方に触れます。

 

ひとつの畝のなかに、何種類もの野菜を植えて

それぞれの弱い部分を補い合うという考え方です。

 

異なる野菜どうしを混植、もしくは近くに植えることで

連作障害や虫害、病気を減らしたり

野菜の味をよくしてくれたりする効果があります。

 

トマト×バジル トマト×ニンニクの組み合わせはお料理でもお馴染みですが

畑のなかでもパートナー的な存在。

今ある有名なレシピの背景には、もしかすると畑の風景が広がっていたのかもしれません。

 

 

アラン・パッサール氏の考えに触れて

レシピと畑の風景にもつながる話ですが、

フランスにあるレストラン、

L'Arpégeのオーナーシェフ・アラン・パッサール氏の考えに触れます。

肉の魔術師と言われ、火入れにおいて絶対的な地位にいたシェフですが、

あるとき野菜料理へと傾倒。

フランスの地方にある農地を購入し、自然のシステムを活かして農作物を栽培。

それらの野菜を用いて野菜料理のフルコースを提供。

いわゆる自然栽培×レストランを最も成功させている人物です。

 

そんな偉大なシェフの料理を追っていると

自然な料理・不自然な料理に敏感になってきます。

未だ目で追っているだけなので、是非一度フランスに渡って生の料理を味わってみたいなと思っています。

 

そんなことで、

アラン・パッサール氏から大きな影響を受け、

自分でも自然菜園×飲食 を実現したい。

そう思うようになります。

 

 

土地との出会い

ご縁とは不思議なものです。

自分から追っていると、いつまで経っても手に入らないのに

ノイズをキャンセルし、立ち止まり、不要なものを手放し、

両手をあけておくと自然と必要なものが舞い込んできます。

 

<暇でいること>

<自分にできることをやること>

<ご縁に従うこと>

<自分自身の興味に従うこと>

 

つまり、自分の人生を生きよう ということを大事にしていると

自然と必要なものが集まってくる。

 

なにかを得たければ、なにかを手放さなければならない

そんな気づきとともに、繋がった土地で

これからいろんなことに挑戦して、

その過程を記事にしていきたいと思っています。

 

【菜園記過去アーカイヴ】

著者のプロフィール

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