基本ステータス
【名称】クミン Cumin
【別名】ウマゼリ ジーラ
【他国名】孜然 - zīrán(中) キュマン - cumin (仏) コーマン - komijn(蘭)
【部位】種(植物学上は果実)
【科目】セリ科
【原産地】エジプト
特徴
カレーに用いられるスパイスの代表格。
最古のスパイスのひとつで、紀元前16世紀頃に書かれた古代エジプトの医学書(エーベルス・パピルス)に登場している。
中世ヨーロッパでは
男女間の貞操を象徴するものとされ、恋人の心変わりを防ぐものと信じられていた。
最大の輸出国はイラン
主に地中海地域・中東・中央アジア・南アジアの料理に香辛料としてよく用いられ、
トルコ料理・ウイグル料理・レバノン料理・モロッコ料理・スペイン料理でも非常によく用いられる。
チーズや人参、パンなどと相性がよく、カレー粉のブレンドに必須なスパイスのひとつ。
ガラムマサラ・チャツネ・パン・ピクルス・ソーセージ・ミートローフによく用いられる。
香りの主成分は、ユーカリやミルラ(没薬)などにも含まれるクミンアルデヒト
使い方
熱した油で加熱して香りを引き出す(テンパリング)
代表的な料理
キャロットラペ(フランス)
スパイスカレー(インド)
ライツェ・カース(クミンを練り込んだチーズ(オランダ)
参考サイト・書籍
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