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なぜカレーなのか?

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なぜカレーなのか?

ふとお客様からやってきた問い

そういえばなんでだろう?と掘り下げていくと、

結構自分でも面白かったので、備忘録とネタとして書き残しておきたい.

 

料理人になってから唯一、作り続けている料理だった、そういえば.

そう、「そういえば、」なのです.

まーーーーーったく自分では意識して作り続けていたわけではなく

この問いがやってくるまでは自分でも気付かなかった.

 

20歳から祇園のレストランに入って

最初に担当したのがカレー作りだった.

4年くらい作り続けたのかな.

 

そのレストランをやめて

自分でお店をやりはじめてからも

フードロスを解消する料理、としてカレーを作っていた.

 

そしてコロナでお店を閉めてからも

家でカレーを作っていた.

 

そしてハタケでできる野菜を売るためにカレー屋をはじめた.

いまはそんなことはどうでもよくなって、カレーにハマった.

 

かれこれ15年くらい作り続けている......え?15年....

 

わけがわからない

なんでこんなに作り続けているんだ自分.

 

未だ底が見えないカレーの世界.

まさに魔界だ. かつ人と人をつなぐ魔法でもあるとおもう.

 

 

カレーは自分を肯定するための線であり、他人様との接点でもある.

いろんな人のカレーを食べると

カレーってその人の人柄とか、思想とか、考えとか、生活とか

そういうものが全部表面化する料理だなっておもう.

 

あなたのカレーはこうなのね あなたはこういう人なのね

って、ちょっと自己紹介的に受け取ることができる.

 

自己紹介をしてくれる相手に対して

ディスりを入れたり、競ったり、卑下したりってあまりしない気がする.

少なくとも自分は.

あなたはあなた、わたしはわたし

相手を肯定できるし、自分も肯定できる

 

それはきっと、同じものを作っている、かつ頻度としても結構高い頻度でつくる

そして、だからこそわかりやすい.

みながみなそうじゃないかもだけど、多くの人にとって大事な料理な気がする.

 

人とくらべたり、バトったりするのは好きではないけれど

なんかそういうのも面白いのかなー、

得るもの大きいのかなーとも思ったりしている自分もいる.

 

なにより、自分の身の回り・環境

ヴィーガン・肉好き・魚好き・そんなところも含めて

すべてを包括してくれる懐の深さと広さがある.

 

だからこそカレーの世界は奥深く、幅広いのだと思う.

 

解像度

いま、ようやく、カレーを構成する食材がだいぶと定まってきた.

ほんとにやっと...だけれど

まだスパイス、香りの解像度がすごく荒い.

というかぜんぜんわかってない. わからない.

 

なにを、どれだけの比率で、どう変わるのか

ひとつひとつ仮説を立てて検証していかないといけない.

 

でもここをつかむことができれば

もう一段、ステージをあげることができる気がする.

 

ずっと自分らしい、自分のカレーというものを追い求めてきたけど

なんか山登りみたいだなって思った.

 

答えになってるのか、なっていないのか、わからんけれども

今日のところは、ここでおしまい

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